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若松高校卒業生のご活躍 吉澤 僖教 氏

最終更新日 [2018年10月19日]  

吉澤 僖教(よしざわ よしのり)さん

【若松高校第7期(昭和31年卒)】

80才 現役「検案医」

 

 

向き合った遺体は700体  父の背中追い社会に貢献

 

 


80歳になっても現役で遺体の死亡原因などを特定する「死体検案」に携わる医師が若松区桜町にいる。吉澤医院の前院長、吉澤僖教(よしのり)さん(80)だ。法医学に携わった父の影響で、検案業務を引き受けてきた。「本業の診療に支障が出かねない」と敬遠する医師が少なくないとされるが、これからも「検案医」として社会に貢献する考えだ。

 

 吉澤さんは若松高校を卒業後、九州大学医学部に進学。大学院に進み、アメリカの病院などで勤務した後、帰国して院長になった。20年前から死体の検案業務を引き受けている。

 

 午前4時ごろ、警察からの連絡で起こされたり、死後数日がたって腐敗した遺体に対面したりしたこともある。インフルエンザの患者で医院が混雑する中、患者に待ってもらい検案へ向かったことも少なくない。昼夜を問わない“激務”だが、警察からわずかな謝礼が出る程度で、ほとんどボランティア。それでも「頼まれたときは必ず行った」と語り、向き合った遺体は700体を超えたという。

 

 検案に携わったのは父・正利さん=享年76=の存在が大きい。吉澤医院の初代院長だった正利さんは、九州帝国大医学部の法医学教室の助手を10年間ほど務めたことがある。

 

 助手時代のことを多く語らなかったが、法医学は、司法解剖など犯罪捜査や裁判などの過程での医学的知識や技術を扱う分野で、死体検案と重なる。医療費を払えない人がいると無料で診療するなど、実直に社会貢献しようとした父の姿が目に焼き付いている。

「どこかでおやじの背中と思いを意識していた。だからやってこられたと思う」

 

 検案では、警察に発見時の状況などを詳しく聞きながら、慎重に死因や事件性を判断しなければならない。「患者さんを診療するのと同じ気持ち。敬意を払って診ている」と語る。

 

 これまでの功績が認められ、県警と若松署から感謝状が贈られた吉澤さん。院長職は昨年、長男直之さん(45)に譲った。「これからはもっと精力的に動ける。患者に尽くしてきた父のように働きたい」と力を込めた。

 

2018/08/27 西日本新聞朝刊より=


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