奨学金
本校独自の奨学金制度は、財団法人「田坂育英基金」があり、卒業しても返す必要はありません。
(令和6年度予定)今年度は本校奨学生に対して年額12万円が給与されました。
学校
1クラス40人定員、各学年4クラスです。大規模校でないだけに、生徒と教員の距離が近く、生徒の個に応じた最適な教育を展開しています。
男女比は「男子:女子=57:43」になっており(令和5年度現在)、学級活動や学校行事において、男女が協力しやすい状況になっています。
令和4年度に創立百十周年を迎えました。明治45年に若松実科高等女学校、大正7年に旧制若松中学校がそれぞれ開校しました。その後、昭和24年の統合により福岡県立若松高等学校と改称されました。卒業生は3万5千人を越えており、各界で活躍しています。
「自主・礼儀・責任」です。礼儀をわきまえ、責任をもって行動し、志の実現に向けて自主的に学び挑戦する生徒の育成と、「地域に愛され、信頼される学校」を目指しています。校舎の前には、校訓碑が設置されています。校訓に則った学校生活が、希望する進路実現に結びついています。
校内は、生徒たちが気持ちよく学習に取り組めるよう、環境整備に努めています。校内施設としては、高校生向けの書物を中心に2万冊を越える蔵書のある図書館(窓の外には素晴らしい展望が広がっています)、理科実験室、社会科教室、芸術教室(音楽・美術・書道)、PC(パソコン)教室、視聴覚室、家庭科教室(調理室・被服室)、和作法室等があります。令和4年度3学期から新教室棟が使用を開始しました。
体育館1階には武道場(剣道場・柔道場)があり、放課後には多くの部活動生徒の元気な声が響いています。改築中の新体育館は令和6年度中に完成予定です。また、校舎最上階から上に突き出るように建てられている「抱夢台(ほうむだい)」には、同窓会から寄贈された「後輩たちに夢を抱いて欲しい。」との篤(あつ)い思いが記されたプレートがあります。
校舎の外に目を向けると、野球場、サッカーコート、テニスコートがあり、広いグラウンドでのびのびとプレーする多くの若高生の姿が見られます。
このように若松区内唯一の県立普通科高校として充実した設備を備えています。数年後には新校舎がすべて完成します。
本校では、中学生に「若高」を知ってもらう機会として以下の取組を行っています。対象は中学生、保護者、中学校関係者です。実施時期等については、中学校およびホームページを通して案内します。
・公開授業
中学校の先生方を対象に、授業参観を通して普段の本校の姿を見ていただいています。
・学校説明会
本校の教員が中学校に出向いて説明をします。中学校からの希望があれば少人数でも説明に伺います。また、本校での説明会(12月)も実施しています。また、9月から11月末までは、「デイツアー、ナイトツアー」と称して、16時から19時の時間帯で学校見学会を随時実施しています。
・中学生体験入学
年に2回実施します。(8月・10月を予定) 学校説明の他、「面接講座・体験授業」、「施設見学・部活動見学」など充実した内容で、本校を知るには最適な催しです。
*進路相談事業
第3学区の県立高校の合同説明会です。個別の質問にも応じます。令和5年度は8月に九州国際大学KIUホールを会場として行われました。また、第2学区の説明会にも参加しています。
上記以外でもご希望の日時での学校見学が可能です。ご希望の方は事前に本校までご連絡ください。(若松高校 電話 093-751-1911)
☆本校教員が定期的に中学校を訪問し、上記の案内の他、部活動実績、進路実績、学校案内パンフレット等の資料を配布しています。資料は中学校で保管されていると思いますので、ご覧になりたい方は、担任の先生に相談してみてください。また、ホームページには最新の情報だけでなく本校に関する楽しい情報など盛りだくさんです。今後も是非アクセスしてください。
入試
特色化選抜及び推薦入試は、面接、そして中学校からの提出書類を選考資料にします。この入試は部活動や生徒会活動、学習活動、またボランティア活動などに積極的に取り組んだ生徒を受検の対象にしています。本校の活性化、特色化に貢献する資質や意欲を持っている生徒の入学を促進することを目指しています。詳しくは各中学校に配布している「各実施要項」をご覧ください。また、本校ホームページにも掲載しています。
一般入試は、学力検査(国語・数学・理科・社会・英語の5教科)と中学校からの提出書類を選考資料にします。
進路
進路指導については、入学時から継続的にキャリア教育を行っています。1年生の職業ガイダンス、2年生のインターンシップ(職場体験)・大学の授業体験、またキャリア教育講演会や高大連携によるコミュニケーション能力育成講座などを通して、進路実現を目指します。
進学希望者には、課外とあわせて教科、小論文、面接等の個別指導を行っています。北九州市立大学、福岡大学、福岡工業大学、九州国際大学等の県内外の大学に68名が進学し、専門学校に33名が進学しています。(令和4年度実績) 就職希望者には、外部講師を招いての面接指導や卒業生との就職座談会を行っています。このような実践により、大手企業や地元有名企業に多数内定をいただいています。また、公務員志望者についても県内外を問わず希望が実現しています。なお、就職希望者は毎年就職率100%を達成しており、県下でも優れた就職実績は関係者からも高い評価を得ています。
部活動
現在、運動部10、文化部6、 計16の部(同好会)が活動しています。
多くの生徒が部活動に所属しており、放課後の時間を有意義に送っています。県大会や九州大会、また全国大会に出場する部もあります。また、曜日を決めて活動する部もあるため、「毎日の活動は難しい」と思う生徒にも十分対応できる体制になっています。また、学校行事の企画・運営に携わる生徒会活動もあります。詳しくは、本校ホームページの【部活動】をご覧ください。
本校生徒は部活動と勉強を両立させています。目標をもって努力すれば必ず両立は可能です。部活動で3年間培った忍耐力と協調性は、進路実現の原動力になっており、ほとんどの若高生が第1希望の進路先に進学、就職しています。
学校生活
進学から就職までの幅広い進路希望に対応したクラス編成になっています。1年生は特進クラスが1クラス、普通クラスが3クラスです。2年生から「文系」「理系」の2つの類型に分かれます。3年生は、進学、就職に対応したクラス編成をとっています。
大学進学(医療系専門学校を含む)希望者向けのクラスです。基礎力アップとともに入試に対応できる応用力も身につきます。国公立大学への進学実績に結びついています。
新入生については、合格発表後の合格者オリエンテーションで特進クラスの希望をとります。2学年については、理系・文系に分かれるため、1年次に文理別の特進クラスの希望をとります。生徒の希望を第一に考えたクラス編成を行っています。
基礎・基本を重視し、生徒の「学力向上」に努めています。数学や英語などの教科は、習熟度・少人数指導を実施しており、生徒の理解度に沿った「個別最適で分かりやすい授業」を行っています。
また、生徒一人ひとりに貸与されているタブレット端末を用いて、「主体的な学び」、「対話的な学び」を推進しつつ、そこから得た知識や技能を相互に関連付け、探究していく「深い学び」を実践しています。このような学習活動が、生徒の確かな学力向上につながっています。
土曜日には課外を含め授業はありませんが、1、2年生は全国模試(テスト)が年数回あります。(3年生は希望制)
夏休みや冬休み期間中の夏季・冬季補習は、1、2年生は全員対象で午前中講義を行います。3年生は希望者を対象に、就職・進学に向けて午前・午後講義を行います。
高校は中学校に比べて授業進度が速く、内容も難しくなります。授業の予習・復習が必要な教科もありますので、生徒にとって過度に負担にならないように配慮した上で宿題を課しています。
家庭学習に必要な教科書やノートは毎日持ち帰るよう指導しています。ただし、授業で使用し、家庭では用いない資料集や辞書、体操服などは、個人用ロッカーに入れて帰ることができます。
他の高校に比べて特に厳しいことはありません。生徒が校則の意味を理解し、それを守ることで、服装だけでなく、今の若高の良い雰囲気を作りだしています。
携帯電話については、学校に持ってくることは認めていますが、登校後の校舎内は電源を切って各自の鞄に入れ、校舎内で使用することはできません。
スクールバスはありませんが、JR若松駅前のバス停から「若松高校前」のバス停まで10分程度です。芦屋・青葉台方面、水巻・浅川・高須方面、また戸畑方面からも、登校時間帯にあわせて本校方面へのバスがあります。「若松高校前」のバス停から校舎まで徒歩1分です。
学校行事
若松高校の文化祭は「若高祭」と呼ばれています。クラス展示、部活動の展示をはじめ、体育館でのステージ発表など盛りだくさんです。若高生として、「若高祭」を自分たちの手で作り上げることで、大きな達成感を持つことができます。また、おもてなしの心をもって来校者にも楽しんでいただけるようにしています。
全校生徒が3つのブロック(赤色・黄色・青色)に分かれ、生徒主体で行われます。中でも「応援合戦」は各ブロックの総力を結集しているだけに、その迫力に圧倒されます。体育大会当日は保護者をはじめ多くの来校者で賑わいます。生徒は、自らの手で作り上げた体育大会を十分楽しんでいます。
信州方面のスキー教室を実施しています。時期は1月下旬、3泊4日の日程です。(令和5年度)九州では見ることができない白銀の世界の中でのスキーは、高校時代一番の思い出になります。現地では、スキースクールのインストラクターから丁寧な指導を受けるため、初心者でも確実に上達していきます。
コロナ禍で国際交流が中断していますが、徐々に交流の機会を増やしています。令和5年7月~8月にかけてアメリカからの短期留学生を受け入れました。